「超」整理手帳の自作リフィルには実にさまざまなものがある。これは、超整理手帳のユーザーが自分自身で必要だと思うリフィルをWordやExcelなどを使用し、自作できることにあると思う。したがって、アイディアや必要性に応じて、いくらでもリフィルを作ることができる。
それにしては、A4四つ折に適したいわゆる汎用的なフォーマットというものがなかったように思える。そのため必要なリフィルを求めてネット上をさまようことになるのではないだろうか。超整理手帳公式サイトでは過去にテキストを貼り付ければそのままA44段組にしてPDF出力するページがあり、いまはリフィルメーカー・ドンピタくんとしてサービスが提供されている。
これをWord上で実現できれば、表組みだろうが画像貼り付けだろうがなんでもできるわけだ。それが「汎用ワードフォームシート」だ。
Word上で4段組して、さらに四つ折にしたとき、ひとつのページ部分にテキストが収まっていればいい。適当なテキストがなかったので、青空文庫から中島敦の名人傳をダウンロードして貼り付けてみた。
四つ折にしても、それぞれの折り目内にきちんと収まっているので、これでよしとする。
まずWordのページ設定を開く。文字数と行数で4段組、文字数19文字、行数44行に設定。
次に、このプロパティー画面の下にあるフォント設定をクリックしてフォントサイズを9ptに設定する。
このプロパティー画面のタブで余白を開き、上下左右とも8mm程度に設定する。これぐらいなら旧式のプリンターであってもプリントアウトが可能だと思う。
ページ設定のプロパティー画面の「OK」をクリックして閉じる。次に、Wordのツールバーの書式設定から段組を選択する。ここで段組された間隔を3.01字程度に設定してOKをクリックし閉じる。
適当なテキストを貼り付けて、テストプリントしてみよう。例えば控え用の電話帳であればフォントサイズを8ptに設定し、行間隔を縮めてもいいだろうし、テキスト文章であればフォントサイズを10pt、段組の間隔を広げるといった設定をしてもいい。
いずれにしても、使う人が自分の好みや目的に応じて設定を変更すればいい。これによって複雑な表組み、あるいは段組ごとに画像の貼り付けといったことも可能になるわけだ。
こんな設定も面倒だという人のために、ここで設定したWordファイルをダウンロードできるようにしている*1。あらかじめ青空文庫からダウンロードした中島敦の名人傳が貼り付けてあるので、試しにプリントアウトしてみて設定調整するもよし、そのままテキストを削除して使っていただいてもかまわない。
■汎用ワードフォームシート/Word(zip圧縮)
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