サンゴー企画的速読術の練習方法として、お金をかけずに簡単にできる「速読術」練習法を紹介した。この練習方法には難点があった。それは単調で砂をかむような退屈な練習であったわけだ。
そこで、(1)ちょっとは楽しくできること、(2)基礎練習ぐらいはPCを使ったプログラムを活用すること、(3)そのプログラムは誰でもカスタマイズできるようにすることを中心とした簡単な速読のための「視野拡大練習プログラム」を作ってみた。もちろん、そのプログラムは無料。興味のある方は使ってみていただきたい。
いろいろと速読関係の本を読んでみると、まず基礎練習として視野拡大がポイントらしい。この視野拡大を図るためには「頭を動かさずに眼球だけを動かす」練習が不可欠のようだ。ならば、初心に帰って視野拡大プログラムを作ってみようと考えたわけだ。
わざわざ作らなくとも、すでにフリーのプログラムだってあるではないか。その通りであるが、自分で使いやすいようにカスタマイズすることができない。しのごはプログラマーでもない。ではどうするのか? そうPower Pointのアニメーション機能を使って制作すればいいのだ。
視野拡大練習プログラムはPower Pointを使って制作した。このアニメーション機能を使うことで縦書きに応じた縦方向の視野拡大練習、横書きの場合の横方向への視野拡大練習、そしてページの四隅に目を届かせるための四隅方向への視野拡大練習の3種類の視野拡大練習ができるわけだ。
Power Pointを使ったことがある人はすでにご存知の通り、アニメーション機能が搭載されている。FLASHという選択肢もあったが、FLASH制作用ソフトを持っている人よりはPower Pointを持っている人の方が多いはず。*1 だからPower Pointを持っているならカスタマイズできるわけ。
Power Pointなんか持っていないよという人のために、Power Point Viewerがあれば閲覧可能*2にしている。Microsoftのサイトから無料のPower Point Viewerをダウンロードしておくこと。
一方、Power PointはなくともOpenOffice.orgなら持っているという人は、試してはいないがたぶんカスタマイズできるのではないかと思う。
こんなものだ。右上から黒点がグリーンへと色が変わるので、これを顔を動かさずに眼球だけを動かして追いかける。Power Pointのアニメーション機能で動作の最短時間である0.5秒に設定。縦の動きを5回繰り返す設定にしてある。
もっと黒点の配置を密にしたい、あるいは疎にしたい、またはアニメーションの動作時間を変更したい、色を変更したいなどという人はカスタマイズすればいいだけ。
横の視野拡大はこんなスタイル。左上から黒点がグリーンへと色が変わるので、これを顔を動かさずに眼球だけを動かして追いかける。Power Pointのアニメーション機能で動作の最短時間である0.5秒に設定。横の動きを5回繰り返す設定にしてある。
縦の視野拡大練習と同様に、黒点配置の密度変更、アニメーションの動作時間の変更、色の変更はカスタマイズすればいい。
四隅の視野拡大はこんな形になる。右上から黒点がグリーンへと色が変わるので、これを顔を動かさずに眼球だけを動かして追いかける。Power Pointのアニメーション機能で動作の最短時間である0.5秒に設定。四隅への動きを5回繰り返す設定にしてある。
これまでの視野拡大練習と同様に、黒点配置の間隔変更、アニメーション動作時間の変更、色の変更など自由にカスタマイズしてみればいい。
Power Pointを使った視野拡大練習用のファイルは、こちらからダウンロードしていただきたい。Power Point2002を使って制作。なお、カスタマイズの方法はPower Pointのヘルプやマニュアルを参考にすること。*3
Macは持っていないので、Macユーザーは自力でなんとかすること。
何かコメントがあれば、どうぞ。