2日目の第4ステージは最後のステージだけに、アドベンチャーレースの魅力を存分にそなえた川下りラフティングだ。川を下る方法はふたつ。ひとつはボートで、もうひとつはボディーボード行われ、それぞれAタイプ12Km、Bタイプ6Kmのコースが準備されている。
川を下るとはいっても、流れに身をまかせていただけでは進まないし、すぐ浅瀬に乗り上げてしまう。川の流れを読み、いかに速い流れに乗って進めるかが試される。進め選手たち、感動の最終フィニッシュを目指せ。そこにはきっと大きな祝福と美味いビールが待っているはずだ。
第4ステージ【ボート、ボディーボードラフティング:Aタイプ=12Km、Bタイプ=6Km】
激流ではないが、急な流れや大きな岩が点在するワイルドな川である。最終ステージにふさわしい舞台ではないか。
▼ボート部門
▼ボディーボート部門
スタート直後から急流の洗礼を受けて、轟沈するボートが続出した。
急流の流れをつかめば一気にボートが進むのだ。
例年だと川面にはアブが大発生しているため、ネットを頭からかぶるアブ対策も作戦のひとつだ。しかし、今年は低温続きだったこともあり、アブの大群はいない。
ボディーボード選手も急流をつかむのに必死だ。
実に長い2日間だった。表彰式終了後、帰途に着いたのはもう19:00をまわっており、しのごが運転するわけではないが、それから高速道路をひた走って帰宅しなければならない。身体は疲労しているだろうに、アドベンチャーレースの興奮が醒めることもなく、車中ではレースの話で盛り上がったし、花火大会だったのだろう道中ではレースが無事終了したことを祝うような打ち上げ花火をも見ることができた。
翌日、日常に戻 ってから改めて考えた。なぜ、アドベンチャーレースあるいはトライアスロンレースは、あれだけの魅力を持ちえるのだろうかと。それは非日常空間のなかで、頼るべきものは自分しかいないというアイディンティティーを確認できるからではないだろうか。
ディズニーランドのようなアミューズメントパークがいくら非日常を演出して客を楽しませようとも、そこで得られるのは思い出(メモリー)だけで、いずれ時の流れとともに消え去る。だから常に新しい演出を与え続けなければならないのだ。自分自身での自己証明は、自己が確立している限り消え去ることはない。
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