使いこなせば使いこなすほど、PukiWikiは便利なツールだと思う。だからといって、業務共有ツールとして、あるいはコミュニティーなどに導入したからといって、参加者全員が有効に使いこなせるかというと、そうでもない。何も知らない人に対して、「PukiWikiはいわばホワイトボードです。さぁ、お使いください」と勧めても、たぶん使えない。
その原因のひとつは、まっさらなページだからこそ記入できないということがあると思う。何かの記入フォームやプルダウンメニュー、ラジオボタンなどがあり、またBBSなどのようにコメント記入欄があれば、参加者全員が活用できるのではないだろうか。PukiWikiには、そのためのツールがある。それが「tracker」プラグイン。
このtrackerを使いこなすことで、さまざまなプロジェクト管理からtrackerのプラグイン解説にもあるとおりFAQでもBBS、書評、TODOリストなどアイディア次第でPukiWikiを存分に活用することができる。
必要なファイルをまずはtrackerプラグインを使いやすいようにカスタマイズする。ここで使用するのは次の四つで、これがワンセットとなる。「:」が頭に付いたページは一覧などに表示されないページなので、単語検索で探した方が早い。*1
:config/plugin/tracker/default
:config/plugin/tracker/default/form
:config/plugin/tracker/default/list
:config/plugin/tracker/default/page
たとえばホゲホゲプロジェクトであれば、「:config/plugin/tracker/default」を開いたらページの複製で複製する。ページ名は「default」の部分を「ホゲホゲプロジェクト」に書き換える。同様にして、四つのページを複製してリネームするのだ。
:config/plugin/tracker/default
:config/plugin/tracker/default/form
:config/plugin/tracker/default/list
:config/plugin/tracker/default/page
↓
:config/plugin/tracker/ホゲホゲプロジェクト
:config/plugin/tracker/ホゲホゲプロジェクト/form
:config/plugin/tracker/ホゲホゲプロジェクト/list
:config/plugin/tracker/ホゲホゲプロジェクト/page
次に、それぞれ作成したページを編集する。各ページに記載されている内容などはtrackerのプラグイン解説を参照すること。
このようにカスタマイズすることで、ほかに「Q&A集」「連絡事項」「サポートデスク」などといった目的に応じた「tracker」プラグインを作成することができる。
あとはホゲホゲプロジェクトのページを作って、下記のように記載するだけ。
#tracker(ホゲホゲプロジェクト)
#tracker_list(ホゲホゲプロジェクト)
たぶん何もないでしょうけど、コメントがあればどうぞ。